
5色の星☆アソート
第10章 目覚めたら SN5 翔
5-3
こんな時間なのに・・・
そう思いながらも携帯を取り出し、最も頼りにしている人にコールしてしまう。
RRRRR・・・
寝てるかも、と思ったけど 意外にもすぐに通話が繋がった。
「もしもし、翔ちゃん?どうしたの?」
「智くん・・・あの・・・詳しいことは後で話すから、ニノに電話して タクシー拾えたかどうか確認してくれない?」
「・・・わかった」
疑問でいっぱいだろうに 何も聞かずに電話は切れて・・・
15分ぐらいして 折り返しのコールが入る。
「遅くなってごめん。一人で歩いてるって言うから タクシー拾えるまで話してた。今、乗ったみたいだからもう大丈夫だよ」
「あ・・・ありがと・・・ごめんね、こんな時間に」
「どうせ起きてたから・・・それよりどういうこと?なんでこんな時間にニノ一人で帰らせたの?」
「・・・それは・・・・・・」
