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5色の星☆アソート

第11章 目覚めたら SN6 ニノ


6-3

緊張で倒れそう。
握られた手が熱い。

だけど、ここで言わないと
全てをちゃんと伝えないと

俺はまた 諦めきれない想いを抱えて 中途半端になってしまうだろう。


「ずっと前から・・・・・・・・・好き、だった・・・。翔ちゃんはメンバーの中でも俺とはあんまり絡んでくれないし、俺のことなんて何とも思ってないのわかってたけど、それでも好きで、どれだけ諦めようとしても諦めきれなくて、最近ではもう苦しくておかしくなりそうなくらい好きで好きで・・・。どうにかして俺のこと意識してもらいたくてあんなことしたけど、その後すごく後悔した・・・翔ちゃんは責任感だけで俺と付き合おうとしてるんだろうけど、俺はそこまでしてもらえると思ってなかったからどうしようどうしよう、ホントのこと言わなくちゃいけないけど言ったら絶対嫌われる。怒って、軽蔑して、もう口も聞いてもらえないかも、って怖くて・・・・・・」



「ちょ、ちょっと待った・・・お前一気にしゃべりすぎ・・・早口すぎてよく聞き取れ無いんだけど・・・」
「・・・・・・」

「だけどわかったよ、・・・俺のこと、本気で好き、って想ってくれてるの」
「・・・・・・」


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