
5色の星☆アソート
第11章 目覚めたら SN6 ニノ
6-4
俺の手を握ってない方の手が腰に回される。
「で、俺は 改めて交際を申し込んでもいいのかな?」
「・・・交際を申し込む、って・・・固いよね・・・。それに俺、の気持ちは言ったけど、翔ちゃんは自分の気持ち言ってくれてないよ。俺はやっぱり“責任感”で付き合ってもらうワケ?」
「コノヤロー・・・わかってるくせに・・・でもそうだな、確かに俺まだ言ってなかったな・・・」
優しく微笑む翔ちゃんに蕩かされそうになりながら 必死に立っている俺。
「好きだよ、誰よりもニノが好きだ・・・大好きだ・・・」
「・・・」
「ホテルで目覚めた時、ほんとにヤっちゃったかも知れないって思ったのはお前だからだ。
他の奴ならそんなこと考えない。」
