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Treasure of life

第3章 このままもっと

side A

俺が楽屋に向かう廊下を歩いていると、ニノと松潤が楽屋のドアの前でコソコソしていた。

「…何してんの?」

2人は咄嗟に、
「「しーっ!」」
というジェスチャーをした。

ニノが俺に耳打ちしてくる。
「大野さんと翔ちゃんが…ゴニョゴニョ…」

「えー!?」

「バカっ!声がデカい!」
ニノが慌てて俺の口を抑える。

「っ…隣の楽屋がざわざわしてて良かったね…」


そのとき…、
ガチャッという音と共に目の前のドアが開いた…。
「ぎゃっ!」
「「ぅわっ!」」

「…何コソコソやってんの?」
と、中から呆れ顔の翔ちゃんが顔を出した。

俺らは部屋に入りながら言った。

「何って!こっちのセリフだよ!翔ちゃん、リーダーとイチャイチャしてたんでしょ?」

「してたよ」
翔ちゃんはニッコリ笑って言った。

なんだ?その余裕の表情は…。からかおうと思ったのに(笑)。

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