
Treasure of life
第4章 どこにでもある唄。
俺は強がって生きてきた。
デビューしてからの数年間なんてほんと尖ってた。
頑固で、生意気で。世間からもそういうイメージで見られた。
でも本当はすごく弱くて…。
だから、寂しさを体で埋めようとした。
大好きなメンバーに抱いてほしい、と頼んだ。
皆は俺の思いを汲んでくれた。
俺は皆に甘えてたんだ………。
それからは求めたり、求められれば日々誰かと体を重ねていた。
こんな関係、いつかはバレると思っていた。
でも…、求められているからこのままでいたいと思った―――。
