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Treasure of life

第4章 どこにでもある唄。

俺は今までのことを全部メンバーに話した。

「本当にごめんなさい…」
皆の反応が怖くて顔を上げられなかった。


暫しの沈黙のあと…、
「…なんで今まで言ってくれなかったの?」
声を詰まらせながら言った相葉さん。


リーダーがスクッと立ち上がって俺の目の前に立った。
「大野さん…!」
和の表情が強張る。


俺は殴られるのを覚悟して、下を向いてギュッと目を瞑った。


その瞬間…ふわりとリーダーの腕に包まれた。


「…リーダー…」


「相葉ちゃんの言う通りだよ。言ってよ…何でも」


「…うん」


「松潤…」
翔くんが優しい声で俺を呼ぶ。

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