
オオカミは淫らな仔羊に欲情す
第11章 ちょっとしたヤキモチ
当然といえば当然だけど、
酒に酔った勢いで寝てしまった先生の腕枕で、
目覚めた朝の衝撃と気まずさは半端なかった。
「んン~っ……はよ~、今、何時?」
「ん、あともう少しで7時、かな」
「あぁ……んじゃ、そろそろ起きなきゃ……」
そう、言いつつも起きられないのは、多分、
昨夜異常なくらいハッスルしてしまったせい?
おかげで、腰の辺りが重苦しいし、まだ、
アソコに何かが挟まってるみたいな感じがしてる。
その日は土曜日。
竜二は日勤、絢音は休みだがバイトはあるので、
マジそろそろ起きなきゃ遅刻するかも、なのです。
「朝ごはん作るからさっさと起きてよねー」
と、半身起こしベッド脇に足を下ろして、
普通に立ち上がろうとしたんだけど……あ、れっ?
なんか、変。足に力が入れられない。
竜二はその理由が分かってるような目つきで
絢音を見てる。
「な、なによー?」
「べつにぃ」
(ムカつく ――)
当人が分かってないのに、分かった風な
顔しないでよっ!
力が入らないのに、無理して立ち上がろうとした
もんだから、絢音はその場にヘナヘナと
しゃがみ込んでしまった。
「……腰、抜けたか」
「は?」
「無理すんな。飯はオレが作る」
竜二は一糸まとわぬ姿=すっぽんぽんで
キッチンへ行ってしまった。
「ばか竜二。パンツくらい履きなさいよ!」
ここいらに、16才というお互いの年齢差や
酒に流されてのセッ*スという気まずさが
表れてるのかも知れないけど、
目覚めてから出勤するまで、竜二は全くいつもと
同じで。
―― いや、もしかしたら、いつもよりは
優しかったかも?
2人で朝ごはんを食べ、一緒に出勤した頃には
目覚めた時の気まずさは
すっかり消えてなくなっていた。
酒に酔った勢いで寝てしまった先生の腕枕で、
目覚めた朝の衝撃と気まずさは半端なかった。
「んン~っ……はよ~、今、何時?」
「ん、あともう少しで7時、かな」
「あぁ……んじゃ、そろそろ起きなきゃ……」
そう、言いつつも起きられないのは、多分、
昨夜異常なくらいハッスルしてしまったせい?
おかげで、腰の辺りが重苦しいし、まだ、
アソコに何かが挟まってるみたいな感じがしてる。
その日は土曜日。
竜二は日勤、絢音は休みだがバイトはあるので、
マジそろそろ起きなきゃ遅刻するかも、なのです。
「朝ごはん作るからさっさと起きてよねー」
と、半身起こしベッド脇に足を下ろして、
普通に立ち上がろうとしたんだけど……あ、れっ?
なんか、変。足に力が入れられない。
竜二はその理由が分かってるような目つきで
絢音を見てる。
「な、なによー?」
「べつにぃ」
(ムカつく ――)
当人が分かってないのに、分かった風な
顔しないでよっ!
力が入らないのに、無理して立ち上がろうとした
もんだから、絢音はその場にヘナヘナと
しゃがみ込んでしまった。
「……腰、抜けたか」
「は?」
「無理すんな。飯はオレが作る」
竜二は一糸まとわぬ姿=すっぽんぽんで
キッチンへ行ってしまった。
「ばか竜二。パンツくらい履きなさいよ!」
ここいらに、16才というお互いの年齢差や
酒に流されてのセッ*スという気まずさが
表れてるのかも知れないけど、
目覚めてから出勤するまで、竜二は全くいつもと
同じで。
―― いや、もしかしたら、いつもよりは
優しかったかも?
2人で朝ごはんを食べ、一緒に出勤した頃には
目覚めた時の気まずさは
すっかり消えてなくなっていた。
