テキストサイズ

こんな日は抱いて欲しい

第5章 真由子のセレナーデ♪



 コンビニを出て、瑛太の後ろ姿を見た。
懐かしい背中。
背はあまり高くない。170とか言い張るけど、本当は168くらいだと思う。
私と約7センチ違い。
付き合っていた頃は、敢えて高めのヒールを履かず、瑛太と手を繋いで隣を歩いたな……。
体重は52.3くらいだから、油断してしまうと、私は瑛太と同じくらいの体重になっていたのは内緒。
痩せ型男フェチな私には瑛太はどストライク♡

 
 あの頃と同じように隣を歩けば、ドキドキだってする。

 「真由子は何が食いたい?」

 『瑛太!』って言ったら、どうするよぉ〜
『俺も』なんて言って言われたら……
私達、離れた時間を一気に肌を合わせて埋めちゃうみたいな?

 今の段階でそのシチュは早いべ……
もっと甘くなってからだよな。
ワクワクしちゃう〜♡

 「瑛太が好きなものでいいよぉ〜」

 「焼き肉行くか?
お前、女の割りには気持ち良いくらいよく食うからさ〜」

 「焼き肉!!いくぅ~♡」

 「よし!じゃあ決まり!」




  今夜は熱帯夜。
ムラムラするのは、仕方ないんじゃね?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ