自分であるために
第2章 思い知らされる性別
「おっ! 可愛い顔で泣けるんじゃん。大丈夫、すぐ気持ちよくしてあげるから」
こんなことで怖いと感じるなんて、抵抗もできないなんて、自分が女であるってことを嫌でも自覚させられる。
「コイツ、さらしなんて巻いてやんの」
人通りのない暗い路地裏の少し入った狭い場所。いざとなったらタマを蹴って逃げてやるって思っていた。大声を出そうと思っていた。けれど実際に自分がその立場になると何も口にできない。
さらしを取られると目の前に現れる、たわわに揺れる胸。女の子達には羨ましがれられるけれど、自分の一番嫌いなコンプレックス。低い身長も大きな胸も可愛らしいと言われる顔もコンプレックスだらけだ。
「おぉ~お姉さん、いい胸してるじゃん」
こんなことで怖いと感じるなんて、抵抗もできないなんて、自分が女であるってことを嫌でも自覚させられる。
「コイツ、さらしなんて巻いてやんの」
人通りのない暗い路地裏の少し入った狭い場所。いざとなったらタマを蹴って逃げてやるって思っていた。大声を出そうと思っていた。けれど実際に自分がその立場になると何も口にできない。
さらしを取られると目の前に現れる、たわわに揺れる胸。女の子達には羨ましがれられるけれど、自分の一番嫌いなコンプレックス。低い身長も大きな胸も可愛らしいと言われる顔もコンプレックスだらけだ。
「おぉ~お姉さん、いい胸してるじゃん」