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あと3秒だけ。

第8章 ひとつになるとき。


ピロリン


テーブルに置いてあった貴久のスマホに

LINEの通知がきた。

メッセージが少し見えた。


【貴くん、今日病院に行ったら女の子だってお医者さんに言われたよー!報告です♪】


胸がドクンと音を立てた。

そうだった、忘れていた。

彼は家庭を持つお父さんだったのだ。

私、気持ちを止められなくて

抑えきれなくて流れに身を任せたけど.....


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