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私の思うこと

第52章 親戚とトランプ②。

従兄弟夫婦の娘が、あったこともないのに、私の家に遊びに来た。


従兄弟とはあったことがあるけれど、従兄弟が結婚していて、その上娘がいたとか、そんなことは知らなかった。


さてさて。


いとこ違いの愛美ちゃんは、先に私に、自分から提案した大富豪で負け、次はババ抜きをしようと提案してきた。


母性本能強い、優しい私が、五味よりも優しい私が、断れるはずもなく、了承した。


今度は愛美ちゃんは、ババ抜きはカードの枚数が少ない方が強いと、愛美ちゃんはカードの枚数一枚、私が五十二枚で始めた。


ちなみに、ババ抜きのルールとして、数字が揃ったカードは切り捨てるというものがあるのだが、今回そうすると、愛美ちゃんとほとんど同じ状況になってしまうと、愛美ちゃんが、愛美ちゃんがカードを取って、その取ったカードが揃ったら切り捨てていいと、なんだかよく分からないルールを指定してきた。


つまり、愛美ちゃんから奪ったカードでなければ、手札に揃ったカードがあろうが捨ててはならないという。


もはやババ抜きのルール無視。しかし愛美ちゃんはそんなことは気にしない。


さてさてさてさて。


結果をいえば、始めハートの二を持っていた愛美ちゃんだったが、五十二枚の中から一枚のカードを当てるなんてことはできず、結果その後ジョーカーを引いて、一枚と二枚を繰り返しながら負けていた。


私がそうとう強いのか、なんなのか。


その後私は、怒った愛美ちゃんに、朝までトランプに付き合わされた。

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