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好きって言わない!

第10章 まっさらにのちゃん。




A side




A「引いてないよ!!
その・・・ビックリはしたけど。
俺なんか毎日してるし。」



N「え、毎日?」




すごーい、と感心してるにのちゃんがまた可愛くてじゃじゃ丸くんが反応する。




N「・・・・・。」




モジモジと落ち着かない様子で膝を擦り合わせるにのちゃん。
じっと見ていると、俺の視線に気付いて慌てて平静を装う。




N「あの、トイレ行ってきて良いよ・・・
俺待ってる。」



A「・・・にのちゃんは?」




N「・・・俺は良い。
放っといたら、たぶん直る・・・。




そんなに体火照ってるのに?




A「教えてやろっか。」




怖がられるかも、と思ったからユックリ近付いた。




N「・・・別に良い。」




ふいっと顔を背けるにのちゃん。
強がっちゃって可愛いな。
すっごく辛いくせに。




A「じゃあ、にのちゃんは何もしなくて良いよ。
俺がやってやる。」




N「え、」




A「キスの練習付き合ってくれてるお礼的な?」




N「ば、ばか!!」




自分以外の男のモノを触るなんて、普通だったら絶対イヤだけど。
可愛いにのちゃんの為だもん、嫌悪感なんて全くないよ。




A「ほら、手どかして・・・」




むしろ、興奮してるかも・・・




N「ヤダ、ちょっと待っ・・・、」




だってこんなに不安気に、俺に縋るような瞳で見つめられてさ。




A「大丈夫、すっげー気持ち良いよ・・・?」




N「っ・・・、」




欲情した体は熱くて、触れるだけでビクビクと震えた。
こんな可愛い反応されて、興奮しないわけないよな。






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