好きって言わない!
第10章 まっさらにのちゃん。
A side
もう俺結構ヤバイよ。
じゃじゃ丸くんが欲を吐き出したいと暴れ出しそうだ。
とにかく早く抜きたい。
いっそ2人でさくっとオナニーしちゃおうか。
でも、さすがにやってるトコ見られるのはな・・・
A「ねぇ、にのちゃん。
その・・・トイレ行ってきて良い?
にのちゃんはベッド使って良いから!」
そう言って立ち上がろうとすると、にのちゃんが泣きそうな顔をした。
A「・・・にの?なに?」
N「・・・・・。」
黙ったまま、またふるふると首を振る。
どうしたんだろう。
なんか辛そうだしユックリ話を聞いてあげたいけど、今はそれどころじゃない。
じゃじゃ丸くんが、それどころじゃないんだよ!
A「あのさ、とりあえずお互いスッキリしてから、」
N「分かんない・・・」
A「ん?」
N「した事ないんだもん・・・」
A「・・・・・え?」
何を?
え、ナニを?!
A「・・・・・オナニーした事無いの?!」
N「・・・・・。」
真っ赤になって俯いてしまったにのちゃん。
A「・・・・・・・・・・。」
ちょちょちょちょちょっと落ち着こう。
がんばって落ち着こう。
オナニーした事無いって・・・
俺ら15歳だよ?!
毎日エッチな事ばっか考えてるもんなんじゃないの?!
N「・・・引いてる?」
A「え?!」
不安そうに俺を見つめるにのちゃん。
ああもう今そんな可愛い顔すんなよ!
押し倒すぞ!!
いやダメだって落ち着け俺!!