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A side





A「そうかな？！これくらいの雨なんて、
全然気になんないよ！！
すぐやみそうだし！！」




N『稀に見る豪雨だぞ。
空一面雨雲だし、やまないって。』




A「・・・だよね。」




気象予報士じゃなくても分かる。
この雨はしばらくやみそうにない・・・




N『どうする？』




A「・・・・・。」




中止はヤダよぉ。
またここ最近にのちゃんとゆっくり過ごす事が無かったから、久しぶりに1日遊びたかったんだもん。




N『おい、聞いてる？』




A「聞いてるよ・・・」




N『映画かプラネタリウムか・・・』




A「え？！」




N『やっぱ聞いてなかったろ！！
雨だから場所変えようっつってんの。
まさかこの豪雨で遊園地行くつもりか？
絶対イヤだぞ！！』




A「い、いや遊園地は行かないけど！」



N『だからどこ行く？って聞いてんだろ。』




ウソ・・・
にのちゃんから先に場所変更の案が出るなんて・・・
こんな雨の中、デートしてくれるんだ。




A「どこでも良いよ！！」




にのちゃんと一緒ならどこでも！！




N『どこでもって・・・
俺が決めて良いの？？』




A「うん！！」




にのちゃんなら、あまり動かなくて済む映画を選ぶんじゃないかな。
今上映してるのって、なんか面白そうなのあったかなぁ・・・




映画の前にお昼食べて、ちょっと買い物もしたいな。
にのちゃん付き合ってくれるかな。




N『じゃあ・・・、』




A「うん。」




N『水族館。』




A「へ？？」




水族館・・・？！
確かに水族館もだいたい屋内だから濡れないけど、にのちゃんお魚苦手じゃん！
気持ち悪いって言ってスーパーで売ってる魚ですら嫌がるじゃん！




なぜに水族館チョイス？！