好きって言わない!
第21章 不機嫌な2人。
M side
S「なぁ、染みてきてる。
そんな濡れてんの?」
グレーのスウェットの股間部分の色が、先走りの蜜で濃くなっている。
性格の悪い櫻井は、ニヤリと笑って先端部分にグリグリを爪を立てた。
M「あああんっ!!」
じわりと広がる染みを見て、泣きそうになった。
恥ずかしい・・・っ!!
こんな風に先走りが溢れる事なんて今まで1度もない。
こんな風にメチャクチャに感じた事も・・・!!
S「エロいな・・・
よし、これなら俺もいけそう。」
M「・・・は?」
S「ん?ヤレそうだなって。
俺もちゃんと興奮してるし。」
そう言いながら、自分のモノを扱く櫻井。
スウェット越しだけど、そのデカさに引いた。
ヤレそうってなに?!
ちゃんと興奮してるってなに?!
そのデッカいのをどうするつもりだ?!
S「頭使ったあとは、体も使わねぇとな。」
M「うわっ!!」
よいしょ、と俺をひっくり返してうつ伏せにさせた櫻井。
俺のズボンに手をかける。
いやぁーーーーーっ!!
M「待て!!何する気だ!!」
S「セックス。」
M「シンプルに答えんな!!
んなもんムリに決まってんだろ!!」
うつ伏せで尻を突き出した状態で、脱がされようとしているズボンを必死に引き上げる。
かっこ悪い!!
マジで泣きそう・・・!!
S「俺もどうかなって思ってたけど、イケそうだと判断した。」
M「何でだよ!」
S「だってお前可愛いんだもん。」
M「かっ・・・」
S「・・・ほら、俺にケツ突き出して涙目になっちゃってさ。
すっげー可愛いじゃん。
そんな必死に逃げたら、ますます俺興奮しちゃうけど?」
俺の尻を撫でながら妖しく笑う櫻井。
変態だ・・・!!
興奮されては困るので、逃げるのをやめた。
すると、おかしそうに笑いながら俺に覆いかぶさってきた。
う・・・うつ伏せで上に乗られると苦しい・・・
S「素直だなぁ・・・
そんな簡単に信じられると、心が痛む。」
M「は?!」