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好きって言わない!

第23章 大混乱が大混雑。






あれ、何で翔の奴顔が赤いんだ??




S「雅紀が立派なモン持ってんのは分かった。
お前が激エロちゃんなのも分かった。」




N「は?」




S「とにかく、今はまだ爽やかな朝だ。
そしてココは学校だ。
ムラムラするな俺。」




N「ムラムラ?」




何言ってんだろう。
首を傾げて翔を真っ直ぐ見ていると、盛大にため息をつかれた。




S「・・・こりゃ雅紀も教室でヤっちゃうわな。」




N「その話はもう良いだろ!!」




真っ赤になって翔を叩くと、呆れた顔で笑われた。




S「お前の照れるポイントがわかんねぇわ!
あんだけエロい事言っといて・・・」




N「もう良いよ!!
良い加減教室に戻るぞ!!」




S「ニノ。」




N「なんだよ!!」




女子が見れば卒倒するような、王子様スマイルでニッコリと微笑む翔。
俺の頬をそっと包むと、また耳元に唇を寄せる。




N「っ・・・!!」




S「もし練習したいなら、付き合ってやるよ?
1人より2人のが心強いだろ??」




そう言って俺の腰からお尻をいやらしく撫でた。




練習って・・・




N「するわけねぇだろ!!
バカバカバカバカバカーーーっ!!」




S「あー、可愛い♪」





バンっと乱暴にドアを開けて、会議室を飛び出す。
翔も変態だっ!!




N「・・・・・。」




それにしても。
何で翔がこんな男同士のエッチのサイトを見る必要があるんだ?




興味あるって・・・
どういうこと??




俺の後ろを悠々と歩く翔をチラリと見る。




まさか、な・・・。




一瞬、日本人離れしたイケメンヤンキーの顔が頭をよぎったけど。




N「いやいやいや・・・」




それはない。
さすがにない。




ふるふると頭を振って、おかしな思考を吹き飛ばした。







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