好きって言わない!
第23章 大混乱が大混雑。
A side
お昼休み。
松潤を引っ張って行って、屋上でにのちゃんを待つ。
メロンパンを持って。
M「・・・何で俺まで。」
A「うるさいな黙っててよ。」
M「何でお前そんな機嫌悪いんだよ!!」
A「え、機嫌悪い??ごめん。」
M「普段笑ってる奴が機嫌悪いと調子狂うわー・・・」
そんな不機嫌だった?
ヤバイ、気を付けないと。
にのちゃんそういうの敏感だから、すぐ気付かれちゃう・・・
N「あれ、早いね。」
A「!!」
可愛い声がして振り向くと、やっぱりそこには可愛い子がいた!!
S「今日は陽射しが強いな・・・
あっちー。」
・・・翔ちゃんもか。
って俺ってば何考えてんだ!!
翔ちゃんも来るだろうって思ってたし!!
嫌なんて全然思ってないし!!
会いたかったし!!
S「雅紀??どうした??」
A「え?!何でもないよ?!
翔ちゃん会いたかった!!」
M「ぶっ!!」
S「ふはははっ、俺も会いたかったよ。笑」
N「何気持ち悪い事言ってんだ。」
しまった。
変な事言っちゃった。
ちょこちょこと寄ってきて、俺の隣に座ったにのちゃん。
目が合えば、ニコッと笑ってくれる。
かんわいい・・・♡
A「にのちゃん、あーん♡」
メロンパンをにのちゃんの口元に持っていくと、パクッと咥える。
もぐもくしながら俺を見つめないで・・・♡
チューしたくなっちゃう!!
M「・・・機嫌良くなった。」
松潤が不思議そうに呟いていたけど、無視無視。
今はにのちゃんにメロンパンあげてて忙しいんだから!
S「ふふっ、」
A「ん?」
俺らを見て翔ちゃんが笑っている。
S「雅紀、お前ニノに好きな奴いるのかって聞いたらしいな。」
A「え・・・うん。」
にの、翔ちゃんに話したんだ。
N「おい、翔っ、」
S「教えてやれば良いのに。」
A「翔ちゃん知ってるの?!」
S「良く知って、」
N「ダメぇーーーーっ!!」
にのが翔ちゃんに飛び付いて、口を塞ぐ。
よろけた翔ちゃんが、にのを抱きかかえるようにして支えた。