好きって言わない!
第25章 落ち着かナイ。
A side
A「にのちゃんがお姫様なの?!」
ぜったい似合うじゃん!!
ぜったい可愛いじゃん!!
S「確実に選ばれるな。」
N「イヤだ!!」
A「何で?!」
はぁ?!という顔で俺を睨みつけるにの。
おお、結構怒ってる。
N「喜んで女装するやつがどこにいるってんだ!!
何で大勢の前で恥かかなきゃなんねーの?!」
A「え〜・・・でも・・・」
ぜったい可愛いのに。
超見たい。
お姫様のにのちゃん超見たい。
N「とにかく、俺は絶対やらない。
ここまで本人が拒否してんだぞ。
これで選ばれたらイジメだって訴えてやる!」
うわー・・・
本気でイヤなんだな・・・
これ以上お姫様の話したらさすがに可哀相かも・・・
うん。
にのちゃんが嫌ならしょうがない。
A「そうだね、無理やり女装する事ないよ!
ノリノリでやる奴は絶対他にいるだろうしさ!」
N「まーくん・・・♡」
俺が味方にまわったのが嬉しいらしい。
ニコッと笑って俺にきゅっと抱きつく。
N「ほら見ろ、まーくんだって無理強いはダメって言ってんだろ!
お姫様は他に候補出せよ!」
俺の腰にまとわりついたまま、翔ちゃんにべーっと舌を出すにのちゃん。
可愛すぎ・・・
その表情も仕草も可愛すぎ!!
S「別に俺が無理強いしてる訳じゃねぇっての!」
A「ふふ、分かってるよ。
お姫様選ぶときは、にのちゃんの味方になってあげて?」
S「ん、分かった。」
N「よし!!」
ガッツポーズの可愛いにのちゃん。
お姫様姿を見れないのは残念だけど、喜んでるからまぁいっか!
A「帰ろ?」
N「うん♪」
ニコニコで俺の隣を歩くにのちゃんが可愛くて、つい頭をポンポンと撫でてしまう。
怒られるかなって思ったら。