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A side





N「んふふ♡」




撫でられて嬉しそうな顔をするもんだから、抱きしめたくなった。




S「相変わらず甘いねー。」




・・・うん、最近俺らって甘いよね。




N「ね、アイス買って帰ろ？」




A「くふふ、うん♡いーよ！」




にのちゃんを甘やかしたくて仕方ない。
この可愛い笑顔を独り占めしたい、なんて。




S「・・・雅紀。」




コソッと翔ちゃんに耳打ちされる。
ん・・・？
んん・・・？？




S「よろしく♪」




A「ええ・・・大丈夫かな・・・？？」




S「大丈夫大丈夫♪」




翔ちゃんに言い渡されたあるミッション。
うまくいくかどうか・・・




N「なに？」




A「な、なんでも無いっ！」




キョトンとしてる可愛いにのちゃんの手を取って、早歩きになった。
そういや、最近手を繋いでも昔みたいに怒らなくなったな。




N「ちょっと、歩くの早い！！」




俺の手をキュッと握るにのちゃん。
ほら、昔なら手を振りほどかれてたはず。




N「ユックリ歩いてよ。」




A「・・・うん、ゴメンね♡」




最近にのちゃんが可愛いのは、俺が変わったの？？
にのちゃんが変わったの？？




S「やっぱ甘いねー。」




どっちが甘くなったのかな。
子どもの頃からの関係が、少しずつ変わっていく気がして・・・




なんだか最近胸が騒がしいんだ。