好きって言わない!
第26章 Painful love。
付き合ってんだからそんなの当たり前じゃん。
分かってるよ。
分かってるんだから。
だから、期待させるような事しないでよ。
そんなの、シンドイだけだよ。
S「・・・アイスも食う?」
N「・・・・・。」
優しいね、翔は。
何も聞かないで俺のワガママにのってくれて。
良い友達を持ったもんだ。
N「半分こして。」
いつもまーくんと半分こするから、つい同じように言ってしまった。
S「お前らって・・・
まぁ、良いよ。半分こな。」
ちょっと呆れた顔をしたけど、結局翔はカルピスとアイスを買ってくれて、半分こして食べた。
今日いっぱい泣いたから、明日からはまた笑顔でまーくんの隣にいよう。
まーくんを諦められないって思った日から、こんなツライ思いをするのは覚悟してたんだもん。
平気・・・
S「・・・美味いな、アイス。
お前らがいつも食ってんの納得。」
N「うん・・・好きだから。」
大好きだから。
つらくても一緒にいたい。
まーくん、会いたいよ。