好きって言わない!
第28章 ドキドキちょうちょ。
N「・・・・・。」
目が覚めたら、保健室のベッドだった。
N「・・・こわ。」
こんなの漫画の世界だけだと思ってた。
なに?俺意識失っちゃってたの?
「あ、起きたー?
随分良く眠ってたわね。
どう?動けそう??」
保健室の先生が笑顔で俺に問いかける。
N「まーくんは?」
「え?」
N「あ、えっと・・・
相葉くんは・・・??」
「ああ、運んでくれた相葉くんね。
もう帰ったわよ?
残ってるのは委員会の子達くらいだろうから。」
N「・・・え?!」
慌てて時計を見ると、とっくに学祭が終わってる時間。
何時間寝てたんだよ俺・・・
てか、まーくん帰っちゃったの・・・??
「優しい子ね、相葉くん。
すごい心配そうにしてたのよ?
二宮くんを運んで来た時、救急車呼んでってうるさくて。笑」
N「・・・ちょっとバカなんで。」
「ふふ、良い友達ね。」
俺の体温を測りながらクスクス笑う先生。
俺もつられて笑顔になった。
「可愛い彼女と帰るのを見かけたわ。
優しいからモテるでしょうねー。」