テキストサイズ

好きって言わない!

第6章 失恋。





ぽふぽふと頭を撫でられている。
あれ、俺寝ちゃってた・・・




N「んんー・・・?」



A「くふふ、」



N「・・・・・あっ、」




パッチリと目を開けて、目の前にいるまーくんに微笑む。




N「おかえり。」



A「ただいまー!」




やっとまーくんが帰ってきたんだ!!
嬉しくてベッドから飛び起きると、まーくんが慌てて俺の体を支えた。




A「わっ、危ないって!」



N「ふふっ、おかえり!」



A「なに?超ご機嫌じゃん。笑
寝ぼけてる??」



N「寝ぼけてねーよ。」




好きだと自覚してから会うと、まーくんの格好良さに改めてドキドキしてしまう。
支えてくれている腕をきゅっと掴んで体重をかけた。




もっとギュッてしてほしい。




A「なんか、笑顔がふわふわしてるし。
体もふにゃふにゃじゃん、どしたの?」




俺を支えながら、至近距離で不思議そうにしながらも笑顔のまーくん。
まぁ、確かに・・・
俺からこうやってスキンシップを取るのは珍しいかもね。




だって、好きになっちゃったんだからさ。




A「あ、分かった。アイスが食いたいんだろ。」



ニヤリと笑ってコンビニの袋からアイスをふたつ取り出した。




N「俺チョコ!!」



A「くふふっ、良いよ?」




ハイ、とチョコアイスを俺に渡して、自分はイチゴアイスを食べ始めた。
まーくんが俺のために買ってきてくれたアイスだと思うと、いつもより美味しく感じる。




パクパクとアイスを食べる俺を見て、まーくんが笑ってる。
かっこいい・・・




A「元気になって良かった。」



N「ありがと・・・
おばさんにもお礼言っといて?」



A「明日、ハンバーグ作るって言ってたよ。」



N「やった♡」





ストーリーメニュー

TOPTOPへ