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好きって言わない!

第31章 selfish。




A side



旅行の時、不機嫌だったにのちゃん。
俺に対してなんか怒ってた。
イルカのキーホルダーの件で機嫌は直ったけど、怒ってた理由って結局分かんないんだよな。



そこにヒントがあるかもしれないって思って超考えたんだけど・・・



もしかして、不満があったのかなって。
俺らの“ 気持ち良い事 ”に。



よくよく思い返せば、あの時フェラでイッたのは俺だけだった。
次はにのちゃんの番、てとこで翔ちゃんが来ちゃったから。



俺だけスッキリして、にのちゃんはお預けになっちゃってたんだよね。
浮かれててそんなことにも気付かなかった俺は最低だ・・・



そしてさらに思い返してみれば。
普段のラブラブちゅっちゅも、だいたいにのちゃんが俺をフェラしてイかせてくれる。



いつも、もう我慢できないってエロエロで甘えてくるにのちゃんがたまらなく可愛くって、
「舐めて良いよ?」
なんて偉そうな事言ってフェラさせたりして・・・



一生懸命舐めるにのちゃんがまた可愛くて、俺の吐き出した精子を頑張って飲み込む姿にもすっげぇ興奮しちゃって。



萎えた俺のチンコをまたにのちゃんの口に押し込んで咥えさせたりとか・・・
復活したチンコを、まだ口に精子が残ってるままフェラさせたりとか・・・
で、またにのちゃんの可愛いお口に発射したりとか・・・




思い出すだけで興奮がヤバイけど、実はにのちゃん嫌がってたのかも。



勝手な事ばっかしてにのちゃんのチンコを後回しにしてた俺に、実は腹を立ててたんじゃないかと思い立った俺はすっげー怖くなった。




こんな俺と、エッチなんてしたくないって思われてるのかも・・・!!泣



今はまだ嫌われてはいない。
だって俺の事超好きだもん。



でも、勝手な事を続けているといつか愛想をつかされる可能性はあるかもしれない・・・



それだけは嫌だ!!
にのちゃんと別れたら生きていけない!!








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