好きって言わない!
第31章 selfish。
A side
にのちゃんにハッキリと聞けない臆病な俺は、ご機嫌取りって訳じゃないけど、超ご奉仕する事にした。
にのちゃんを気持ち良くする事だけを考えて、いっぱい可愛がってあげる。
おねだりもぜーんぶ聞いて甘やかしてあげる。
俺はにのちゃんの王子様。
そう思って可愛い姫を何度でもイカせてあげる。
するとどうだ。
最近のにのちゃんは超ご機嫌さんだ。
可愛さも倍増で
「まーくん大好きっ♡」
が溢れている。
マジでとてつもなく可愛い。
ご奉仕作戦は大成功!
そして今までの俺の身勝手さも猛省した!
だから・・・
またエッチしたいって言ってくんないかなぁ〜〜〜。泣
エッチしよって言ってみようかと思った事もあるけど、イヤだって断られたら・・・
たぶんショックすぎて泣く。
A「はぁ・・・」
エッチしたい。
でも嫌われたくない。
でもエッチしたい。
そんな事を悶々と考えていると、握りしめていたスマホが震えた。
“ まだ終わんないの?”
A「やべ!!」
猛ダッシュで帰ると約束したのに!!
A「ごめんね、今から帰るよ〜!!」
慌てて電話をかけて謝ると、ぷんぷん怒ったフリして俺に甘えるにのちゃん。
あーもうメッチャ可愛い。
今日もたっぷりご奉仕しますっ!!
エッチしたいって言わせてやる〜〜〜っ!!!