過激性癖短編集【BL】
第2章 放課後の先生はいつもと違う
抱き合って顔が見えない状態で斗真が話し出す。
「先生は…俺とつきあってくれますか」
「付き合ったらだめなんだ。知ってると思うけど。でももう今更だからね」
「てことは?」
「付き合おっか」
「先生、好き」
顔は見えないけど斗真がすごく喜んでくれたのが伝わってくる。
「これから俺の家来ない?」
「行く」
「バレないように駐輪所で待ってて、すぐ行くから」
「もうちょっとだけ…居てください」
時間的にそろそろ会議が始まるけど、今日は少しくらい遅れたっていい。俺にはかわいいかわいい恋人ができた。
でも教師としてやってはいけないことを犯してしまった。
end