過激性癖短編集【BL】
第4章 枕営業
「あー、でもいいっすよ。使うの検討しても」
「本当ですか?」
思いの外あっさりとしていて驚いた。
いい方向に転びそうだ。
するとニヤリと監督が笑った。
「こっちきてよ」
俺は仮にも年上だぞ。と怒りが少しこみ上げる。
「な、なんでしょう」
「ドぎつい性癖持ってそうな顔してますね。大人しくしてたら翔真くん出す方の脚本で行くこと検討しますけど、どうする?」
ここに来てこんな人を相手に枕営業をすることになるとは思わなかった。
「ええ…」
「怯える顔も可愛い」
今後のことを考えると抵抗することもできず、無残にベッドに押し倒されてしまう。