過激性癖短編集【BL】
第1章 セフレじゃ嫌だ
「ずっと彼氏に会えなくて、その間浮気相手とセックスしてると思ったら毎日寂しかったんだろ?…ちょっとは別れる気になった?」
亮太は涙を浮かべながら首をゆっくり横に振る。
「なんでっ…浮気されたの…かなっ…」
「なんで…って…それはわかんないけど…碌な理由ないよ」
重苦しい空気感に耐えきれず、どさくさにまぎれて亮太の服を脱がす。
亮太は泣いているものの抵抗はせず、割と受け入れてくれている。
「泣くなよ…もう別れて忘れたらいいじゃん」
「頭おかしいんじゃないの…忘れられるなら泣いてない…」
「ん…俺なら忘れさせてあげるよ」
無理に笑ってみるけど、ぎこちなくて気まずい空気になる。
「ごめん…、でもほんとに大切にする自信あるから」