
ゼラニウム
第3章 Fu・ta・ri*
学校では俺とまーくんが付き合ってる
なんて噂が流れてるみたいだけど、
そんなことなくて、
キスとか、エッチとかしたりするけど、
世に言う“コ イ ビ ト”じゃない・・・
まぁ所詮「体」だけってこと、
そんなことを思うと、
胸が苦しくなって、泣きたくなる・・・
いつ、俺は道を間違えてしまったんだろ、
最初気付いたときは、それこそ戸惑ったけど
嬉しかったんだ、
ずっとそばにいたいなって
思ってた・・・・・
でもやっぱり男同士だから
告白なんて出来なくて、
今まで幼馴染みとして、親友として築いてきた
ものが崩れてしまいそうで怖かった・・・
親友としているって決めたのに、
今じゃ、ただの都合のいい性欲処理機だ。
好きなときに抱けて、
でもけして面倒くさい関係にはならなくて・・・・
ねぇまーくんは彼女ができたら俺を
捨てちゃうの?
まーくんは俺のこと・・・・・・・・・
