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昭和回想録

第2章 少女・美幸





美幸のカラダの変化をリアルタイムで観察してる。

小刻みに震えていたカラダは

今は違った呼吸の動きになっている。

肩や腹の呼吸に合わせての振幅の早い動き。

怒鳴りつけていた時の青ざめた表情も

高揚した紅に染まっている。

落ちたすぐ後の恐怖におびえた美幸は、もういない。

今の美幸は恥ずかしさに耐える、そしてその恥ずか

しさに興奮をおぼえる少女になっている。

伏せ目がちな視線。

少し赤みの増したカラダ。

そして股間の染み。

その染みもスカートを脱いだときよりも大きくなっている。

ホンのわずかだが、その違いを見逃しはしなかった。



「なんだァ?見られて感じてるのか・・・?」



意地悪とも思えるくらい皮肉っぽく言い放つ。

美幸も言われたことが分かっているのか



   「ああ・・・・・・」



と漏らすような声をあげ脚を内股にする。

屈辱的とも思える行為に美幸は酔っている。

立ち読みをしていた本のように淫靡な世界に踏みこんだ。

小説の中でレイプにあい屈辱を受ける主人公。

この場の主人公・美幸は完全には恥部を隠そうとはしない。

見られていることで感じているんだ。

もう万引きが、その他の本がどうだということは関係ない。

パンツの中に本を隠せるとは考えられない。

だが、あえてパンツの中を見させるようにする。



「パンツの中も心配だから脱いで・・・」



美幸は恥ずかしさから行動がぎこちないが

しかし確実にいわれたとおりに行動する。

今、パンツのゴムに美幸の手がかかった・・・。

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