
昭和回想録
第1章 少女・優子
ドンッ。
(しまった・・・)
その時の音に気づいた優子はエロ本を投げ
置き、パンツを履いてスカートをなおした。
俺はすぐにテーブルに移動して優子の出て
くるのを待った。
再度水の流れる音がして優子が何事もなく
出てきた。
「ありがとうございました」
という優子に
「ここに座って待ってて。返事書くから。」
運動会の返事を書きながら、優子を俺の
前に座らせた。
さっきの丸い尻や、エロ本を読んでいた優
子が目の前にいる。
俺は、押さえ切れない気持ちでいた・・・。
そして・・・。
「もしかすると・・・エッチな本見ちゃった?」
優子は、はっとしてうつむいて顔を赤くした・・・。
俺は優子の表情の変化を見逃しはしなかった。
その表情には、自分がエッチなことに興味
があって他人には知られてはいけない秘密
であることが、今まさに知られてしまった
ような表情だ。
すかさず次の言葉を投げかけた。
「優子ちゃん・・・エッチなことが好きなんだ・・・」
下をむいてうなだれている顔が更に下を向
き赤くなった。
でも何も答えはしない。
自分がエッチな女の子と見透かされてしま
った恥ずかしさに耐えているようだ。
俺は更に追い討ちをかける。
もっと淫靡な雰囲気にもっていくんだ。
トイレに行って、エロ本をとってくる。
優子の隣に座って、先ほど見ていた
セックス・シーンの場面を開いて見せる。
「ここを見ていたんだ・・・?」
優子が凝視していたところだ。
子供がセックスしている場面だ。
「・・・あっ・・・・・は・ぃ・・・」
優子はとらわれた小鳥のように震えながら
素直に答えるしかなかった。
セックス・シーンを指差しながら
「何をしているところかな・・・?」
俺は興奮しながら優子に問い掛ける・・
「せっ・・くす・・」
蚊が鳴いているような答える声には、幼い
ながらも男と女が何をしているのかは分か
るようだ。
優子は自分で言った言葉に更に顔を赤らめた。
太ももに置かれた手もこぶしを握り締めている。
秘密を知られてしまった優子は俺の質問に
は素直に答えるしかない奴隷のようだ。
優子の肩を抱き耳元でつぶやく。
「セックスしてみようか・・・」
