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第18章 ふがふが




#A



A「おっかしーなぁ・・・?」



体育祭本部のテントを片付けている間に

にのちゃんがどこかに消えてしまった。

一緒に帰ろー、って言ってたのに。



A「あ、翔ちゃん。にのちゃん見なかった? 」



S「え?にのならさっき風間と
校舎の方に歩いてったぞ?」




風ポンと?



A「そっか。わかった。」



N「なんかにの具合悪そうだったけど? 」



A「え? 」




さっきまであんなに元気そうだったのに?

・・・とにかく具合が悪いなら保健室か。




A「・・・ありがと。保健室行ってみる!」







保健室なら、一階だから外からでも

見えるポイントがある。

校舎の中に入る前に、そのポイントに寄り

中を確認すると、にのちゃんと風ポンがいた。




A「にのちゃ、!」



声をかけようとして辞めたのは、

2人の間の空気が、とてもじゃないけど

普通のものではないことに気がついたから。




目を真っ赤にしたにのちゃんと、

そのにのちゃんの手首を両手でさする風ポン。





これってどういう状態??



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