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第18章 ふがふが




#N



トン、トン、と赤子のように

相葉くんが俺の背中をリズムよく摩る。




ふぅー、と息を吐いた相葉くんが

泣きそうな声で俺に話しかける。




A「ねぇ、首筋についてるの・・・
それキスマークだよね?」




N「え・・・。 」





いつの間につけられてたんだ。

最悪・・・。






A「・・・それ風ポンに無理やりされたの?」





N「え?」





A「・・・にのちゃん、ごめん。
俺、実は今日さにのちゃんと風ポンが
一緒にいるとこ見たんだ。」




N「え、あぁ、」




グスって鼻をすする音を挟みながら、

まくしたてるように相葉くんが続ける。






A「保健室で、その、にのちゃんが、
アイツと向き合ってるのみて・・・
なんか入れない雰囲気かも?て思ったら
俺、声かけれなくて、
でもこんな酷いことされてるなら
やっぱ入って行けばよかった・・・!」




N「ちょ、」




A「保健室で見たときは遠かったから
わかんなかったけど、玄関でみたにのちゃん
傷だらけになってるし、痣もできてるし!

おれほんと小さい時から風ポンのこと
知ってるからさ、こんなことするはずないって
思ってたんだけど、でもにのちゃん
さっきもやめてとかたすけてって・・・」




N「ちょちょちょ、」





A「俺、 最近風ポンとにのちゃんが
仲良しなんだって勘違いして、!
もしかしたら俺に隠れて保健室で、て
それがそもそも間違ってたんだよね、
だからほんと、」

N「ストーーーーーーーーップ!!! 」






A「・・・んぇ?」




なんか風間が犯人にされてるし

色々と聞き捨てならないことを言われた気がする。




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