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第22章 つれづれ
#A
コンコン、とノックの後
控えめに開いたドアの隙間から
にのちゃんが顔をのぞかせた。
A「あれ?どうしたの?」
潤と翔ちゃんのことも考えて、
翌日朝練のある日には、
それぞれの部屋で寝るのが暗黙のルール。
週末でもない今日、
この時間に俺の部屋に来るなんて珍しい。
にのちゃんはそんな俺の問いかけには答えず、
チラッと翔ちゃんの方をみた。
バチっと目があった翔ちゃんは、
やれやれ、とでもいった風に苦笑いし
腰を上げると、枕を持って部屋を出ていった。
S「おやすみー。」
パタン、と扉が閉まると
トテトテと俺の方に歩み寄ってきたにのちゃんが
そのままギュウっと抱きついてきた。
A「んふ、どうしたの?甘えたさんだね?」
優しく髪を梳くように撫でると、
抱きついたままにのちゃんが顔を上げ、
そこ座って?と勉強机のイスを指差した。
不思議に思いながらも、体を離し、
キィ、と勉強机にあるイスをひいて
言われるがままイスに腰掛けると、
にのちゃんは座った俺の正面に立ち
頬をそっと包み込んで
チュッと可愛いキスを落としてくれた。
A「…ふふ、ほんとどしたの?」
N「………足、少し開いて?」
さっきから俺の問いかけには答えず、
少し開いた足の間ににのちゃんが跪いた。
A「に…、かずくん?」
前ににのちゃんに言われてから
2人のときは呼び方を変えるようにしてるけど
まだなんとも慣れない。
そんなどうでもいいことを考えてると、
にのちゃんが俺の股間をそっと撫でた。
A「え!ちょちょちょっ…!」
かずくんは、驚く俺に御構い無しで
その小さな手で股間を包み込むと、
形を確認するようにふにふにと揉みしだき出した。
N「まーくんはなんもしなくていいから…」
そういうと今度は、パンツとスウェットの
ウエスト部分のゴムに手をかけ、
グッと引っ張った。
A「う、わ! 」
思わず腰を上げるとそれらは足元まで降ろされ
かずくんの目の前に半勃ちの俺のモノが…!
