痴漢電車
第9章 尚輝の秘密
尚輝「…」
千佳「ねぇ、どこまで行くの…」
尚輝「もう少しだから」
千佳「…」
尚輝の弱点を知りたい
その一心で放課後、尚輝に付き合ったが
今になってその選択を少し
後悔していた
千佳「ねぇ…」
尚輝「もう少しで着くから」
千佳「…」
行き先も教えられず歩く事、数十分…
尚輝「千佳、着いたよ」
千佳「…?」
着いた場所は見た感じ普通の一軒家
一体、誰の家なのか…
千佳「ここ、誰の家」
尚輝「俺の家」
千佳「!?」
尚輝「千佳の事、家族に話したら会わせ
ろってうるさくてさ」
千佳「家族!?」
尚輝「大丈夫だって、そんな緊張する事
ないから」
千佳「えっ、ちょっ…待ってよ!!」
尚輝「ほらっ、早く行くぞ」
千佳「ええぇ…」