
痴漢電車
第16章 痴漢の末路
女性「どう、少しは落ち着いた?」
千佳「…はい…っ…」
偶然、警察官が電車に乗っていた
そう思われたが…
千佳「えっ、ずっと見てたんですか」
女性「痴漢が多発してると通報があって
見回りを強化してたの、だけど決定的な
場面を抑えたくて…」
千佳「…」
女性「本当にごめんなさい…」
千佳「…いえ…」
偶然ではなかった
不審者が多発してるらしく
警察が警戒し極秘に覆面調査をしていた
ようだ
そのおかげで大事には至らなかったが
千佳の心には大きな傷が
残ってしまった
千佳「…」
