
痴漢電車
第1章 悪夢の始まり
恭子「痴漢のせいで災難続きだね」
千佳「本当だよ…」
恭子「でも月島先生の授業で居眠りする
なんて、良い度胸だね」
千佳「だって眠かったんだもん…」
恭子が言う月島先生は古文担当の先生
月島亘、27歳
イケメン教師として女子生徒の間では
ファンクラブがあるほど
人気者だった
恭子「でもいいな」
千佳「?」
恭子「放課後、月島先生と二人で話せて
あぁ羨ましい~」
千佳「何言ってんの、彼氏泣くよ?」
恭子「いいのいいの」
千佳「…」
恭子「あ、でも月島先生、英語の榊先生
と付き合ってるって噂だけど、あれって
本当なのかな?」
千佳「らしいよ、お揃いのブレスレット
つけてるの見たし隠れてキスしてたって
噂もあるしね」
恭子「まあ美男美女だしね」
千佳「あっ、そろそろ行かなきゃ…」
恭子「頑張って」
千佳「ありがとう、またね」
恭子「うん」
