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尚輝「…」

千佳「…ねえ…私もう…」


これ以上
もう耐えられない
約束は果たしたしもう帰ろうと思った

だけど…


尚輝「あれ？あれって月島先生と榊先生
じゃん」

千佳「えっ、ちょっと…」

尚輝「先生、こっちです、こっち」

芳恵「町田君？」

亘「…」

千佳「…」


気づいてたのに
今、気づいたフリをした尚輝

気づかれる前に帰りたかったのに尚輝は
何を考えてるのか二人に近づき
世間話を始めた


尚輝「こんなとこで会うなんて奇遇です
ね、二人もデートですか？」

芳恵「二人もって、あなた達も？」

尚輝「そうなんです」

千佳「…」

尚輝「本当は先約があったのに俺の方を
優先させてくれたんです、ねっ」

千佳「それは…」

亘「…」

尚輝「相手には悪いけど、これって彼氏
の特権ですよね」

芳恵「ラブラブでいいわね」

千佳「…」