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こじらせた初恋

第12章 それは突然

智 side







ニ「大野さんがモテすぎるから嫉妬してんでしょ。客寄せパンダに全員客持って行かれてんだから」



ニノは俺が女の子を心を全員持って行くのだと言う。



気を遣ってくれてありがとう。俺が気にしないように言ってくれてんだね。



そう言うと呆れたような顔をして。



ニ「まだ自分のことわかってないんですね」



小さい声で言った。



よく聞こえないと言うとニヤリと笑った。






それから誘いも減ったのもあったけど、歓送迎会と忘年会しか行かなくなった。








翔「俺はいいや。遠慮しとく」



まさか断られると思ってなかった。



俺は尚も食らいつく。




智「ええ!なんで?前彼女も好きな人もいないって言ってたじゃん」



相葉ちゃんと松本くんと初めて会った時そう言ってた。



翔「いや、そうなんだけど…」



智「安心して!ちゃんとかわいい子に声かけたから!」



自分の胸を叩いて、まかせて!というようなジェスチャーをした。



翔くんの目が、そうじゃないと言ってる。




俺はそれを無視して話を続ける。



智「再来週の金曜なんてどうかな?」



翔「…」



智「俺連絡先知らないからさ。今松本くんに連絡取ってくれない?」



翔くんは全く動かなくなった。



俺の声にも反応しなくなった。



しまった!



焦りすぎたかな。



翔くん優しいから二つ返事でOKしてくれるかと思ってたのに…











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