こじらせた初恋
第18章 未来へ
智 side
智「…好きだよ」
何が怖かっただ。
すごい不安にさせてるじゃないか。
自分のことばかり考えて。
こんなに優しい人を傷つけた。
ごめん。好きだよ。
俺の口から繰り返し、それしか出てこなかった。
翔「もう、サヨナラなんて言わせないから」
強い意志が宿った目で俺を見つめる。
あの日、1年前。
俺は最後にサヨナラと言った。
それは故意に選んだ言葉だった。
もう会うことは無いとわかっていたから。
翔くんの心にのしかかるように言った。
あれは自分を忘れて欲しくなかったのかもしれない。
智「もう。ぜっっっっっったい言わない!」
翔「ふふ」
もう自分を隠さない。
世間や翔くんに怯えない。
俺は翔くんが好きなんだ。
それを誇りに思っていたじゃないか。
俺の人生で唯一譲れないものじゃないか。
俺達はおばさんが帰ってくるまでベッドにいた。
今までの分の言葉を紡ぐように自分の中からどんどん吐き出していった。
翔くんは時々、口をはさみながら俺の話を聞いてくれた。
ニノの話は難色を示したが、最後には笑ってくれた。
翔「そういえばさ」
いちゃいちゃチュッチュとしていると思い出したように翔くんが言った。
智「…好きだよ」
何が怖かっただ。
すごい不安にさせてるじゃないか。
自分のことばかり考えて。
こんなに優しい人を傷つけた。
ごめん。好きだよ。
俺の口から繰り返し、それしか出てこなかった。
翔「もう、サヨナラなんて言わせないから」
強い意志が宿った目で俺を見つめる。
あの日、1年前。
俺は最後にサヨナラと言った。
それは故意に選んだ言葉だった。
もう会うことは無いとわかっていたから。
翔くんの心にのしかかるように言った。
あれは自分を忘れて欲しくなかったのかもしれない。
智「もう。ぜっっっっっったい言わない!」
翔「ふふ」
もう自分を隠さない。
世間や翔くんに怯えない。
俺は翔くんが好きなんだ。
それを誇りに思っていたじゃないか。
俺の人生で唯一譲れないものじゃないか。
俺達はおばさんが帰ってくるまでベッドにいた。
今までの分の言葉を紡ぐように自分の中からどんどん吐き出していった。
翔くんは時々、口をはさみながら俺の話を聞いてくれた。
ニノの話は難色を示したが、最後には笑ってくれた。
翔「そういえばさ」
いちゃいちゃチュッチュとしていると思い出したように翔くんが言った。