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忘れられない人

第4章 伝えたい…

パフェ食べ終わった後、お店から出ると、日が落ちて真っ暗になってた。

「今日はとっても楽しかったよ。また誘ってもいいかな…?」


『私もすっごく楽しかった。また舷都くんと遊びたいから、また誘ってもらえると嬉しいな…』


舷都くんと別れて電車に揺られながら、LINEの文章を考える。


何度も読み返して、意を決して送信…。



LINEを送った相手は…



翔さん…






数時間後、ピロン♪



LINEが届いた。



受信者は…



翔さん…






私が数時間前に翔さんは送ったLINEの内容は…



『お久しぶりです。今日は翔さんに伝えたいことがあってLINEをしました。本当は直接お話ししたかったんですが、なかなかふたりで話せる機会がないので、LINEで話させていただきます。私は、お店で翔さんと会った時から好きです。翔さんにはお付き合いしてる方がいるので、ずっと気持ちを抑えてきましたが、モヤモヤしたままでは嫌だったので、気持ちだけでも伝えたくて…。突然、こんなこと言ってしまいすみません…。お店で会わないようにしていたのは、好きという気持ちがこれ以上大きくしないためだったんです…。嫌な思いをさせていたらごめんなさい…。嫌いだから避けていたわけではないことを知ってもらいたくて、告白しました。これから先も彼女さんと幸せな日々を送ってくださいね。いつも優しく話しかけてくれてありがとうございました。とってもとっても嬉しかったです。』



恐る恐る翔さんからのLINEを見てみると…




「しほちゃんからの告白、びっくりしたけど、嬉しかったよ。最近、お店で会わなくなったから、ずっと気になってたんだよ…。俺が怒らせるようなことしちゃったのかな…って…。だから、その理由を知ることができてホッとした。俺も話したいことがあるんだけど、今から電話してもいいかな?もし会えそうだったら、明日、仕事が終わった後、会って話したいんだけど…どう?」


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