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うちの社長が酷すぎる!

第6章 突然の再会

しばらく歩いて、交差点付近につく。
ここをしばらく行けば住宅街について、わたしたちのマンションが見える。

「___あ、そうそう稀乃」
「え、あ、はい?……じゃなかった、なに?」
「好きだ」
「_____へ!?」

突然の告白に目を白黒させていると、ヒカルは耐えきれないように吹き出して目尻に涙を光らせながら言った。

「ひー、お腹痛……うそだよ、ばーーか」

…いや、なんていうか……笑えないけどね?
でも、そんな顔もできるんだ。…なんていうか、子供っぽいっていうか…悪戯っぽい、可愛い感じ。
新しい発見に少し嬉しくなりながら青信号を渡る。


「____稀乃」

前の方から声がした。半歩前を歩くヒカルより前から。
その声は、今ここにはいないはずで。わたしが、置いてきてしまったはずで。そして、この場にはいちゃいけないはずで。

「…雄飛……!?」

雄飛が、わたしとヒカルを冷めた目で眺めていた。

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