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うちの社長が酷すぎる!

第1章 突然の転勤

「……」
黙っていると一緒に転がった男性が顔を上げた。
「……!?ヒカルさん!?」
「そうだよ……」

私と一緒にびしょ濡れになったのは、あの管理人の東条ヒカルさん。

「なんで……」
「日課のランニング行ったら、川で声が聞こえたから近づいたらお前だった」
あ……
走ってる人に聞こえるくらいに声大きかったんだ…… 
そう思うと顔を熱が集まる。

「…ごめんなさい……」
濡れた服を見て小さく謝ると、ヒカルさんが笑う気配がした。
「くっ……くっふふ、意味わかんねぇ…!」
ヒカルさんが爆笑してる……

なぜ!?
「声かけたの俺だし。お前が謝る必要ねーだろ」
あ、確かに……

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