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「笑わないでよ…雄飛」
『あはは、わりーわりー』

絶対悪いって思ってない!
電話の相手は私の…彼氏の武藤雄飛。
高校2年生の頃に告白されて、それ以来ずっと付き合っている。
雄飛が男子ソフトテニス部で、私が女子ソフトテニス部だったからよく会話してたけど、まさか告白されるとは思ってなくて…

「…で、どうしたの?」
『いや、お前そろそろ引っ越すだろ?そう思ったらなんかかけたくなって』　

胸がきゅんと締め付けられる。
愛されてる感じがして、顔がにやけた。

「なにそれ……凄い嬉しい」
『……会いに行くから。絶対。』

結局その日は雄飛の声を聞きながら眠りについた。