テキストサイズ

うちの社長が酷すぎる!

第2章 新しい会社で

「あはは……おかしいよね!勤務してるところの社長を好きになるなんて……」
自虐的に笑う杜山さんを見て、胸が締め付けられる。

「っおかしくないです!」
思わず杜山さんの両肩を掴む。正面から訴える。
「好きになるのに……おかしいなんてありません!ずっと……貫いてください!」

恋愛している女子ほど、綺麗なものは無い!

杜山さんは口を開けてぽかんとしていた。
「…っ」
そして、
「あはは…っ!ありがとう!橘さんのそのまっすぐなところ、凄い好き!」
杜山さんは笑ってくれた。

ほっとして、掴んでいた手を離すとまた勢いでやってしまったと後悔する。

…でも。杜山さんを笑わせられた。
私はそれで、小さな嬉しさを感じていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ