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Tell me why

第4章 ひと時の快楽

翔said




智くんに問いかけられても何も答えなかった。




ただの自分の意地で智くんと別れようとしているのがバレそうだったから。





少しでも油断したら、離れたくないと言ってしまいそうで…





そんな事をもやもや考えてたら、智くんに衝撃的なことを言われた。





智 「おいらを…抱いて…?」





同居生活を始めた時から、俺は1度も智くんを抱かなかった。




抱いてしまうと、より一層智くんのことが頭から離れないような気がして怖かった。




もし自分が別れを切り出すことになった時、智くんへの愛の深さを思い知るのが嫌だった。




だから俺は今まで抱くことはなかった。




なのに智くんは自分を抱けと言う。





それは智くんの俺への精一杯の嫌がらせだろう。





翔 「……分かった。」




俺は智くんを抱く事にした。






何もかも最後だから…

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