『アホエロ小説』第2章「巣作りしましょ？」　43ページ

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アホエロ小説

第2章巣作りしましょ？

そんな行動はどこ吹く風。

彼の頭の中には常に可愛らしい恋人の姿しか写っていない。

確かに周りから見れば恋人とは思えない扱いだが、そもそも一生のパートナーに自分を選んでくれた時点で光邦とって冷たくされることなど些細なことだった。

αはつがいの契りを結んでも、それを解除して新しいつがいをつくることができる。

しかしΩはそうはいかない。
一度つがいから捨てられるとその精神的ショックから2度と他のαとつがいになることはできない。

一生他人を誘惑するフェロモンと発情期に相手なしにつきあっていかなければならないのだ。

そんな一世一代の大決心を俺に決めてくれたのだ。可愛くないはずがない！！