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アホエロ小説

第2章 巣作りしましょ?

普段の強気な姿からは想像もできないような甘えた声。舌足らずな音が鼓膜を震わす。


ベッドの上には俺の服や、物で円形に作られた巣があり、その中心で俺のシャツだけをはおりほぼ裸の遥が卵のように丸くなって眠っていた。




一歩一歩驚かせないように声をかけながら近づく。


「素敵な巣をありがとう遥。今回もよくできてる。」



自分の巣を褒められることによって幸せを感じるΩは遥も例外ではないようで。



「こっち....」



小さな声が嬉しそうに俺を呼んだ。



その声に導かれるのように恋人の元へ向かうと巣の中に入らないようにベッドの淵に腰掛ける。


「辛い?大丈夫?」


スルリと髪の毛をすくととろけ落ちそうな瞳が細まる。

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