アホエロ小説
第2章 巣作りしましょ?
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ぐしゃぐしゃになったベッドの上で、カーテンから漏れ出す朝日をうけて目をさます。
よこには長かったヒートを抜けた愛しい恋人の姿。
甘々だった遥の期間は終わりをつげる、今日からはいつも通りクールで真面目な遥の元通りだ。
これまでの一週間と違って、俺をおいてネクタイをきちんと締めてグレーのスーツに身を包んで家を出る遥を想像するとなんだかたまらなくなった。
「このギャップが最高なんだよね....」
シーツの上に広がる柔らかな髪を触る。
俺だけが見られる特別な顔。
恋人の可愛さにやられてニヤニヤしていると閉じていた瞳が徐々に開いていく。