Everyday Love
第10章 Starlight【白黄】
「それは…」
「別に無理に話さなくてもいいんですよ!悩みって相談したり、話しても解決しないことが多いですからね。でも、やっぱりちょっとでもお力になりたかったんです。」
「テツ…」
テツの精一杯の気遣いにジャスミンは胸がじわっと熱くなるのを感じた。
「ありがと、テツ。悩み吹き飛んじゃった。」
「えぇ!?ホントですか!?な、なら良かったです!!」
本当は吹き飛んだわけじゃない。まだ不安は消えていない。
しかし、「イェイ!!」と空に向かってピースサインするテツと、この星の光に照らされていると「別にいいか、そんなこと。」と思わずにはいられなかったのだった。