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ジャスミンはデカベースのメディカルセンターにいた。
視線の先にはベッドに横たわり、苦しいのか顔を歪めながら眠っているテツ。
顔は傷だらけ。体には包帯が巻かれていた。
ジャスミンの他にもホージー・セン・ウメコ…ドギーまでもが今メディカルセンターで治療を受けている。
原因はボクデン星人ビスケスとの戦い。
デリートしたとはいえ、1度意識を失うまでに倒されている。その怪我を押して戦闘に至った為、疲労とダメージが酷かった。
バンとジャスミンは1度しか対峙していない為、怪我らしい怪我は負わなかった。
なので、バンとジャスミンとスワンが必死に5人のケアを行っている。

「ジャスミン、テツんとこ行ってこいよ！」

ドギーやホージーの世話をしていたときバンに言われた。
テツのことが気になって若干、心ここに在らずなジャスミンに彼は気付いていた。

「え？」
「そうね。ドゥギー達は私達に任せて。」

スワンもバンに賛同した。

「でも…」
「大丈夫だって！センちゃんやウメコも俺達が見てるから！ほら、行った行ったぁ！！」
「うわっ、……バンちゃん、女の子には優しくしてチョンマゲ…っ」

バンに勢いよく背中を押され、よろめきながらもジャスミンはテツの部屋へ行った。